福岡市 Iさま邸

「寄り添った提案」で実現した
理想的なアメリカンアンティークな住まい

壁面にレコードがディスプレーされたリビングダイニングに、センスよく選曲されたソウルミュージックが心地よく響き渡る。「日が落ちて、間接照明をつけるとバーのような雰囲気になるんですよ。昼と夜とで全く違う雰囲気で過ごせるのも嬉しくって。人を招けるようになったら、ホームパティーができたらいいなと思っているんです」と奥さま。

お二人の希望でアメリカ・ブルックリン地区のアパートメントを思わせるアンティークスタイルへ大変貌を遂げた住まいは「お互いのプライベートを重視した暮らし」がテーマ。ご主人と奥さまそれぞれの趣味を尊重した間取りや装飾が、空間を個性豊かに彩っている。

築25年のデザイナーズマンションに住むIさん夫妻がリノベーションを考えたのは、水回りの老朽化を改善したいと思ったことがきっかけ。設備の取り換えも考えたが「この先、引越しや片付けをするなら体力のある50代のうちがいい」とフルリノベーションを決意した。アメリカンアンティークな雰囲気にしたいと思っていた奥さまは、本やWEBから情報を収集してスクラップブックを作成。それを片手に、とある工務店に相談に行ったそう。

しかし、そこで思わぬ展開に。「何をしたいんですかって門前払いされたんです。愕然としましたが、希望するテイストが決まっていたので、それを叶えてくれる工務店を探したいと数社にアプローチしました。その一つがミセスリフォームスタイルさんで、私の『こうしたい』という要望に本当に寄り添ってくれて。一度もノーと言われなかったこと、設計の谷倉さんの手書きのスケッチがとても温かみがあったことから、お願いすることにしました」

3LDKの間取りは、夫婦それぞれの個室とリビングダイニングの2LDKに。玄関にはご主人の趣味のロードバイクをディスプレイできるスペースを確保した。また、LDKは一部の壁面にレンガ、床にアカシアの無垢材、キッチンにモルタルと複数の異素材を融合。それがバランスよく調和し、住み慣れた家であるかのような落ち着いた雰囲気を演出している。

また、施主が用意した部材を組み込むのは難工事になるため、嫌がる業者が多い中、ミセスリフォームスタイルは奥さまが買い集めたステンドグラスや鉄製の部材やタイル等をアクセントとして使用。おかげで思い入れの深い家が完成し、ご夫婦とも「クライアントの意向を拾い上げてくれたおかげで大満足の家ができました」とフルリノベーションを選択してよかったと喜んでいる。

さらにスケルトンにしたことで、性能面も大幅に改善。マンション最上階にあるこの部屋は、夏は蒸し風呂のように熱く、冬は結露がひどかったそうだが、断熱材をプラスし、窓に内窓をつけることで住み心地もアップ。「毎日15分の結露取りが大きな負担だったんですが、それがなくなって本当に助かっています。冷房を入れても全然効かないぐらい暑かった夏がどう変わるのか、今から楽しみで」と奥さま。住まいのアップデートにより、暮らしもより充実したものになりそうだ。

Written by LIVWORKS 田端 慶子